お正月2020年01月02日 08:36

あけましておめでとうございます。

令和2年、どんな年になるのかな。
ひとつ歳をとることだけは確かだけれど。
あんまりうれしくない。

昨日は千葉のおばあちゃんの家に行って
一緒にお雑煮を食べた。
街には10月の洪水の影響がまだ残っていて、
休業したままのファミレスとか
廃業しちゃったお店とか
なんか寂しい。

今日は朝からシフラのCDを聴いてる。
ショパンのエチュードOp.10 と Op.25
めちゃくちゃですごい。
Op.10-1なんか、出だしから爆裂全開フル充電!(意味不明)

今までポリーニのCDが世界一だと思っていたけれど、
(その考えは今でも変わらないけれど)
世の中には違う世界があることがわかった。

年末に同僚の音楽おじさんが
「どうせ一緒に過ごす人なんかいないんだから貸してやるよ」
と言いながらシフラのCDを持ってきた。

失礼な!
セクハラで上長に告発してやろうかと思ったけれど、
CD聴きたいからありがたく借りてきた。
(借りてきてよかった)

シフラの演奏、全然スマートじゃないんだけれど、
不思議に心に沁みる。
何でだろうなあと考えたらわかった。
これ、演歌だよね。

楽譜にないようなタメがそこいらじゅうにあって
まるで演歌歌手のコブシ!
石川さゆりさんとか、森進一さんとか。
なんかアクセントも演歌っぽい。

Google先生に聞いてみたら、
シフラってハンガリー出身なんだね。
ハンガリーの民族音楽って全然知らないのだけれど、
演歌みたいにコブシがあるのかなあ。

明日からお仕事です。
一人前の社会人になれるよう頑張ります(今年の抱負)

仕事納め2019年12月28日 08:15

ウチの職場は昨日が仕事納め。

同僚の音楽おじさんの話だと、
以前の仕事納めはみんなで大掃除して、
お昼ごはんは会社持ちでおそばを食べて、
手の空いた人から順に帰ってよかったらしいけれど、
今は普段と同じ通常業務。
風情ないよね。
おそば食べせてくれ!というわけじゃないんだけどね。
(追記、当時は12月30日だったそうです)

先月の話になってしまうのだけれど、
11月25日、紀尾井ホールでアフャナシエフ聴いてきた。
とんでもないものを聴いてしまったような気がしてる。
興奮冷めやらぬうちに書こうと思っていたのだけれど、
仕事も冷めやらなかったので今日になってしまったのでした。

アファナシエフ大先生を聴くのはこれで4回目(かな??)
去年10月にさいたま芸術劇場で聴いたときは
よろよろと足取りが悪くて
さすがの大先生も歳には勝てないのかなと心配してた。

もしかすると聴けるのは今回が最後かも??
と思って奮発してS席を買った。
前から一ケタ列目のピアノの椅子の真正面!の席。
こんないい席で聴いたことないよー

前半はハイドンのソナタ。
なんか短調の変な曲(ごめんなさい)
ピアノもなんかカタカタした硬い音で、
感動とかそういうものはないけれど、
アファナシエフ大先生、去年より元気そうなので一安心。

後半はムソルグスキーの「展覧会の絵」
いつものようにお辞儀もそこそこに
パッと椅子に座って弾き始めたのだけれど、
最初の音が出る前に、
アファナシエフが一瞬ニヤッと笑ったような気がする。
なんか胸騒ぎがしてドキドキした。
最初の主題が鳴り出したとたんに超びっくり!!!!!
これまで経験したことのない深い深い響き!!
すごいパワー
ホール全体がワンワンと反響しまくってる。
目隠しして聴かされたら
さっきと同じピアノだとは誰も思わないよー

ピアノってこんなすごい音が出るんだ。

何か頭をガーンと叩かれたような衝撃を受けて
放心してたような気がする。
はっと我に返ったときには曲が終わりに近づいてた。
眠ってたわけじゃないからね。

これが音楽として良いのか悪いのか私にはわからないけれど、
衝撃としか言えない体験でした。

大先生、まだまだ元気そうだから、
来年も来日してね。必ず聴きに行くから。

ではみなさん、良い年をお迎えください。

台風と大雨2019年11月04日 17:46

9月から10月にかけて、台風15号と19号が立て続けにやってきた。
19号のときは近くの川があふれそうになって、
私のところは少し高いところにあるから大丈夫だと思ったけれど、
電車は止まっちゃうし、雨風はびゅうびゅうだし、
気が気じゃなかった。

10月25日の大雨では千葉のおぱあちゃんの家が冠水した。
家の前の道が川のようになって、庭が水浸しになった。
幸い床下には入らなかったって言うけれど、
玄関や庭がどろどろ。
ご近所には床上浸水した家もあって、
おばあちゃんは運がよかったって言っていたけれど、
体が悪いのにご近所の手伝いに行っちゃうから、
私が日曜日に庭の片づけとゴミ出しをやった。

近くを歩いてみると災害ごみがたくさん置いてあった。
小さいころよく買ってもらった近所のパン屋さんは、
設備が浸水して廃業を決めたそうです。

今日おばあちゃんから電話があって、
浸水した人たちの片づけはまだ終わっていないらしい。
お前は仕事してるし体弱いんだから来なくていいというけれど、
そういうわけにはいかないよね。

ずいぶん前だけどすみだトリフォニーでペライアを聴いたとき、
台風接近でひやひやしたことがありました。
そんなのを自慢げに話していた自分が恥ずかしい。

お盆休み2019年08月18日 08:03

お盆休みが終わる。
ここ何日かは、田舎に帰省した同僚さんたちが不在だったから職場はがらがら。
取引先もお盆休みだったりするので
発注も納品もほとんどなくてのんびりできた。

普段はいろいろ厳しい上長も
「ゆっくりお昼食べてきていいよ」
ありがたい言葉をもらった。
でも暑くて。。。
結局コンビニの冷やし中華を買ってきて職場で食べた。
冷たい麦茶がおいしい。

ぼーっとしていたらうとうとしちゃって、
ハッと気が付いたら午後1時20分!
慌てて上長の方を見たら
「たまにはいいよ」
向かいの同僚は笑っていたけれど
かっこ悪い。

夜、家でネットを見てたら、マジカルミライ大阪公演の話題が出てた。
何年か前、夜行バスで行った思い出がある。
モノレールで吹田に行って、太陽の塔を見て、
そのあとインテック大阪に行った。
ミクさん応援してぴょんぴょん跳ねてたら足に来ちゃって、
帰りの大阪駅の駅ナカの階段で派手にこけちゃった。
ひざから血が出てるし、
ミクさんのグッズとかお土産とかがばーっと広がっちゃって
泣きたい気持ちでいたら、
大阪弁のおばちゃんが助けてくれた。
「どこから来たん?」
「気を付けてお帰り!」
私の背が低いから、
高校生か何かと勘違いしてたっぽいけれど、
親切が心にしみました。
正しい大阪弁を覚えていないのでごめんなさいです。

マジカルミライ、今年もチケット申し込んだけれど全部ハズレ。
諸般の事情でこのところビンボーだから、
神様が行くな!と言っているのかもしれません。

次のお楽しみは11月。
アフェナシエフのリサイタル、良い席が取れた。

それまでお楽しみはないのかって??
うーん。。。

十八番2019年07月07日 14:30

急に暑くなったりして体調崩してへろへろになっているうちに、
前回の更新から1か月が過ぎてしまいました。

そういえば今日は七夕。
私が通っていた高校は七夕になる生徒会がどこからかおっきい笹を
ゲットしてきて昇降口に立ててくれた。
みんなで昼休みに短冊に願い事を書いて飾った。
願い事が叶ったためしはなかったけれど、
ああ七夕なんだなっていう季節感があった。
帰りにお団子も買って食べたし。

それに比べて今はなんだかなあ。
自分の限界が見えちゃったからか、ほんと夢がなくなった気がする。
それだけ大人になったのかもしれないけれど、
大人ってつまらないよね。

久しぶりに本棚とCDケースを整理してちょっと一息。
HOROWITZ reDISCOVEREDという1975年のライブ聴いてます。
このCD、聴いたことがある人はわかると思うけれど、
濃厚なホロヴィッツ節に満ちてます。
特に濃厚なのはプログラム最後のショパンのスケルツォ1番。

私にはこの演奏が楽譜に忠実なのかどうかわからないけれど、
他のピアニストとアクセントとか強弱とかがだいぶ違うから、
たぶん逸脱しているのだと思う。
でもすごい。
コーダでバスがどかーん!と炸裂すると、
歌舞伎で役者が大見得を切ったみたいな爽快感がある。
お客さんも拍手喝采。

歌舞伎はニコニコ超歌舞伎しか見たことないけど、
中村獅童さんの大見得、かっこよかった。

ホロヴィッツ先生、
スケルツォ1番はラストロマンティックでも弾いているし、
十八番(おはこと読んでね)なんだろうなあ。

話を1975年のライブに戻すと、
アンコールの最後、ラフマニノフのOp39-9
途中で崩壊寸前、
後半もなんか怪しくてハラハラドキドキで楽しい。
(私の脳内感覚です)

明日もお仕事頑張ろう。